21年目となる組合連勤務実態アンケートに今年も1056名の教職員の皆さんにご協力をいただきました。ありがとうございます。この結果を基に、県教委との交渉や懇談で教職員の働き方改善を訴えていきます。集計結果と分析をお伝えします。
2024年度 組合連・勤務実態アンケート
実施期間:2024年6月10日(月)~16日(日)
回答者数:1056名(小488名、中260名、高203名、特支105名)
教育署名は36年目を迎えました。昨年度から岐阜県は全国に先駆けて小中学校全学年35人学級の実現など、教育署名を通じて教育条件を整備・充実させてきました。(国は小5まで)今年度は23,265筆の署名を添えて請願書を提出しましたが、12月16日の県議会において不採択になりました。(有効署名数は23,119筆)
本会議に先立ち教育警察委員会では、川上哲也委員(県政自民クラブ)は、請願の筆頭に挙げた教員未配置・免許外授業の解消には一言も触れず、「県は限られた教育予算の枠内で高い教育水準を維持できるように努めているところであり、本来の教育の機会の確保や所要財源措置については国が責任を持って対応すべきものである」と述べ、「不採択とすべきだ」と主張しました。
しかし、教員の定数配置は県の予算内のことであり、免許外授業は「高い教育水準の維持」に真っ向から反します。
請願は不採択となりましたが、県は国に対して、昨年は「教員未配置の改善を求める意見書」を、今回の議会では要望の1つである「学校施設への空調設備の整備促進を求める意見書」を提出するなど、私たちの声は確実に届いています。
1 月 9 日告示、1 月 26 日投票で岐阜県知事選挙がおこなわれます。岐阜県教職員組合も参加する「県民が主人公の岐阜県政をつくる会(主人公の会)」は和田れいこさんを擁立し、県知事選挙をたたかう予定です。今回の知事選挙は大型公共事業・イベントなどを進める一方で、教育・医療・福祉、格差と貧困、少子高齢化などの問題に目を向けてこなかった県政をどのように変えるのかが問われています。私たちが毎年請願を続けている「教育署名」を否決し続ける県政から、子どもたちのためにゆきとどいた教育をすすめる県政へ転換させるチャンスです。
和田れいこさんは産業カウンセラーとして、医療や介護の現場で働く方々に寄り添い、困りごとを解決すべく、研修に従事してきました。医療現場では国が報酬を減らしたことにより、事業所が維持できない事態が起きています。そうした状況を県としてもっとできることがあるのではないかと常に感じてきました。「税金の使い道は県民が主人公で考えるのが当たり前。県民のいのち、くらし、子育て、環境、ジェンダー平等など、みなさんの声を集めて、暮らしを豊かにする県政をめざします」と訴えています。
≫ 「署名用紙」「職場での署名お願い文書」等のダウンロードはこちら
署名用紙をご希望の方は郵送します。事務局 058-215-7301(岐阜教組)
募金の振込先【郵便振替】00890-1-188232【名義】ゆきとどいた教育をすすめる岐阜県実行委員会
6月1日(土)の夕方、JR岐阜駅前のデッキで街頭宣伝を約20分行いました。岐阜支部の定期総会の終了後、岐阜支部の組合員と本部書記局のメンバー約10名が参加しました。
「『定額働かせ放題』はやめて」「先生を増やして」「教育予算を増やして」とマイクで訴えると、多くの市民が署名に協力してくれました。特に子連れの方たちが大きな関心を寄せてくれました。署名は14筆集まり、用意したチラシもほとんどなくなりました。
当日は、全国一斉のSNSデモも呼びかけられ、「#せんせいふやそう」「#学校にゆとりと希望を」などのハッシュタグがトレンド入りしました。
今後も、教員増や多忙化解消が実現するよう、署名活動、交渉などに取り組んでいきます。ご協力お願いします。
岐阜教組は5月26日(日)に岐南町中央公民館にて第34回定期大会を行いました。若い組合員の発言も多く、職場や子どもたちの様子を交流することができました。おかしいと思ったことを職場で話題にして改善したり、ハラスメントに対して組合でとりんで解決をしたりと、この間の岐阜教組の活動に確信が深まりました。
今年度の方針として、「集まろう 語ろう つながろう」をスローガンに、働きやすい職場づくりをしていくことを参加者で確認しました。大会では特別決議「私たちは、『教職員増と業務削減』を求めます」を採択しました。
5月14日、全教中執は声明『中教審・質の高い教師の確保特別部会の「審議のまとめ」では長時間労働は解消しない』を発表しました。
全教は4月24日、書記長談話「これでは長時間過密労働は解消できない!中教審特別部会審議のまとめ(素案)の問題点」を発表しました。
【交渉日程】2024年2月16日(金)9時から