ほんりゅう 2025年2月5日(岡山)

多治見での「子育て・教育つどい」で不登校分科会に参加し、子どもへの支援のあり方を考えさせられた▼K君は低学年から友達との関係でトラブルが多く、先生に叱られると教室に入らず校内をうろついていた。そして、ある事件がきっかけで不登校になった。保護者は担任や留守家庭児童会から責任を問われ、「学校はこれ以上できることはない」「親が迷惑をかけた相手に謝る姿を本人に見せ、反省させる」「病院で薬を処方してもらう」と言われた。K君は自宅や父親の仕事場でYouTubeやゲームをして過ごした▼4年生になり、教育相談員から「学校と関わりを切らないことが大事」とアドバイスを受け、焼き物を作って学校に持って行ったり手作りクッキーを担任に届けたりした後、突然K君は「学校に行く」と言い出した。豊田市の不登校支援でオンラインゲームで子どもたちをつなぐ取組みを知り、問合わせたところ、「市外からは参加できない」と言われたため、K君は「不登校の子たちが参加できるオンラインゲームを学校でやりたい」と思ったのだ。今は校長先生に要望しているということである▼学校も保護者も、不登校の子どもを気にかけ、学校とつながれるように支援し続けることが大切だと思った。

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