ほんりゅう 2025年1月20日(堀部)

年末に公務員に「差額」という名の給与が振り込まれましたが、今年は特に若者には嬉しい額(初任者で50万円近く)となりました▼私たちの給与は人事委員会勧告を受けて県教委が組合に改定を提案し、組合は提案をそのまま受け入れるのではなく、働き方や生活実態に見合った給与となるよう交渉しています。その結果、新たに改定した今年度の給与と支給済(4月~12月)の給与(ボーナス含)との「差額」が年末に支給されるのです。(民間給与を参考にしているためマイナスとなることも)▼人件費を減らすことが一番の財政抑制になることから、国や県は給与を抑えようとします。組合の粘り強い交渉と教員志望者の減少などもあり、今回は若年層に手厚い賃上げとなりました▼賃上げや教員増員など予算を伴う要求の実現は困難なことが多いのですが、組合は権利や制度の拡充なども求めています。組合があってこそ、待遇や給与が改善されていくのです。組合員が増えるほど大きな力となって現場の切実な声が届きやすくなり、県教委も無視できなくなります。あなたも組合に入って、「教育環境や給与を改善していこう」と呼びかけていきましょう。

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