岐阜教組で専従役員として働き始めて半年が経った。現場の教員として働いていた頃と違い、異なる市町村や校種、職種の教員からの悩みも聴く。過酷な環境に耐えている人、毎日夜遅くまで働き休みが取れない人、体調を崩した人、学校に行けなくなった人など、深刻な問題に苦しむ人が数多くいる。しかし、これも氷山の一角に過ぎず、多くの教員が一人で悩みを抱えているのが現状だ。昨今では教員不足が深刻化し、教育現場は「ブラック企業」とも呼ばれるほど過酷な職場となり、教員のなり手も減少している。私が教員になった頃は、放課後に子どもと一緒に遊んだり、同僚と教材研究に打ち込んだりする毎日だった。しかし、今は業務に追われ、子どもとゆっくり話す時間さえ十分に確保できない。教員数の不足により、専門外の教科を担当せざるを得ない場合も多く、若い教員が憧れをもって教職に就いても、厳しい環境に直面して疲弊してしまうことも多い。私が今したいことは、悩みを抱えた教員たちの話をじっくり聴き、彼らが少しでも元気を取り戻し、再び学校現場に戻れるよう、交渉などで少しでも改善することだ。教員が安心して働き続けられる職場環境を整えるために、今できることを精一杯続けていきたい。
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