ほんりゅう 2024年10月5日(長谷川)

2つの政党の代表選が終わった。それぞれ、やりたい人が言いたいことを言い合っているだけに見えてしまうのは、自分の中にも政治への絶望が広がっているからだろうか▼今年の夏に旅行したタイでは、物価が日本より高いぐらいだった。旅行者は中国人・韓国人が多く、日本人はわずかだった。日本企業の現地工場では、社員を募っても十分集まらなくなってきているという。日本ブランドが急速に低下している。一部の人が強烈に拒否している外国人労働者も、日本に来なくなりつつある。むしろ日本の若者が外国での就労を希望して出国していく。そんな状況が作られてきた中で「自分にまかせておけばこの国は大丈夫」と言われても、「では、今までどうしてうまくいかなかったのですか?」と問いたい▼「今年教員になった人は、年金はもらえますか。今年1歳の自分の孫はどうですか」「その頃、日本の経済はどうなっていますか、人口はどれくらいですか、社会は維持できていますか、未来に希望を抱いていますか」誰も不安を払拭してくれない。そして、「百年の計」と言われる教育を誰も語らない。先が見えていないのか関心がないのか▼ここで考え直した。国の未来を変えるのは首相でも党首でもない。絶望なんてしていられない。未来に希望が持てるように、私たちが教育の未来を語ろう。

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