【報告】教育署名25,952筆を県議会議長へ提出(12/2)

県議会議長「この署名の願いは共感できる」

佐藤県議会議長に請願を手渡す土岐実行委員長
佐藤県議会議長に請願を手渡す土岐実行委員長

12月2日、ゆきとどいた教育をすすめる岐阜県実行委員会は、岐阜県議会棟で教育署名提出集会を開催し、岐阜県議会議長に25,881筆の署名と請願書を提出しました(その後追加があり、最終は25952筆に)。佐藤議長は「今日は現場や保護者の話を聞くことができて大変良かった。我々も思いは同じ。請願の内容に共感します」と述べました。

 

集会で土岐実行委員長は「子どもたちには『学びのトーン』『学びのリズム』といったメリハリが大切。同じことを同じように求めるような教育でいいのだろうか。小さな学校や学級でも子どもたち一人ひとりをつかむことが難しいのは事実。教育の中身をどう作っていくかが大切だ」と挨拶をしました。

 

紹介議員となった中川県議(共産)は「7年間、紹介議員をしてきたが、今回は議長だけでなく、初めて教育長が懇談してくれることになった。この署名を集めている皆さんの生の声を聞いてもらえる機会となりありがたい。来年の教育予算が増額されるよう頑張りたい」と述べました。


県教育長「皆さんの声は大きな財産になる」

堀教育長に要望書を手渡す土岐実行委員長
堀教育長に要望書を手渡す土岐実行委員長

今年、初めて岐阜県教育長との懇談が実現しました。土岐実行委員長から要望書を手渡し、実行委員のメンバーから学校現場の実情やコロナ禍の子どもたちの様子を伝えました。堀教育長は「私も以前は高校の現場にいた。家庭の苦労や状況はよくわかる。少人数学級のメリットも感じている。いろいろな工夫をしながら、学校・教育の改善を進めていきたい。今日の皆さんの声は大きな財産になる」と述べました。


参加者と議長・教育長との懇談

堀教育長との懇談の様子
堀教育長との懇談の様子

実行委員会の各団体からは、現場の教職員の大変さや、「子どもたちがオンライン授業で大変な思いをしている」「就学援助制度の利用者が少なく、もっと周知をするべきだ」「給食費が払えない家庭も多い、ぜひ無償化を」「学童保育の時間延長など、親からの要望は多い」「私立高校ではほぼ授業料無償化が実現した。今後も生徒の学びを保障していきたい」などの発言がありました。 今後の活動に生かしていきたいと思います。

多くの学校、PTAをはじめ、各種団体、岐阜教組組合員の皆さんの大きなご協力に感謝申し上げます。皆様のゆきとどいた教育への願いが実現するよう、これからも運動をすすめて参ります。

※当日は全員マスク着用でしたが、撮影の時のみマスクをはずしました。