【談話】岐阜県での「野党共闘」実現を歓迎します

 5 月12 日、岐阜県労連も参加する「岐阜総がかり行動実行委員会」は民進党・日本共産党・社会民主党と共に「ピースハートぎふ」を結成。基本政策「①安全保障関連法の廃止」「②集団的自衛権行使容認撤回、立憲主義回復」「③個人の尊厳を擁護する政治の実現」をめざし、参議院選の統一候補として民進党岐阜県連代表の小見山幸治氏を推薦することを決めました。多くの市民や団体が立場の違いを乗り越えて、戦争法の廃止に向けて協議を繰り返してきた結果です。


【談話】岐阜県での「野党共闘」実現を歓迎します

2016年5月13日

岐阜県教職員組合

書記長 井深晴夫 

 

 昨年9月19日、憲法違反の指摘がなされ、多くの国民の反対する声があがる中で安倍政権が成立させた「戦争法」は、3月29日に施行されました。これにより、戦後70年間海外で戦争をすることがなかった日本の自衛隊が、戦地で「殺し、殺される」現実的な危険性が高まっています。また、同日成立した2016年度予算では社会保障費、教育費が削られる一方で軍事費が過去最大の5兆円超えとなり、「戦争する国」づくりの準備が着々とすすめられています。安倍首相は今夏の参議院選挙で、改憲勢力で3分の2の議席を確保し、明文改憲することに意欲を燃やしています。その手始めに、大災害などを理由に、首相の判断で事実上の戒厳令を可能とする「緊急事態条項」の創設をねらっています。

 

 これらの動きに対抗し、「戦争法」を廃止し、民主主義と立憲主義を取り戻す政治の実現が国民の願いとなっています。多くの国民からあげられたこの願いの声は、野党3党を結束させ、今夏の参議院選挙に向け、全国各地で統一候補を続々と誕生させる「野党共闘」を生み出してきました。

 

 岐阜県でも多くの方々のご尽力の末、5月12日に「①安全保障関連法の廃止をめざす ②集団的自衛権行使容認の撤回をめざし、立憲主義の回復を図る ③個人の尊厳を擁護する政治の実現をめざす」3つの項目を基本政策とする新たな団体「ピースハートぎふ」が結成されました。そして、この会に民進党、日本共産党、社会民主党が結集することで「野党共闘」が実現し、参議院選挙で野党統一候補として民進党岐阜県総支部連合会代表・参議院議員の小見山幸治氏を推薦することが決定されました。

 

 「教え子を再び戦場に送らない」のスローガンのもとで活動する私たち岐阜県教職員組合にとって「戦争法廃止」は悲願です。現在及び未来の子どもたちのため、「戦争法廃止」のための「野党共闘」を大いに歓迎し、エールを送ります。


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