先日、「岐阜市母親大会」の教育分科会に参加させてもらった。テーマは、深刻さを増すばかりの「子どもをとりまく貧困問題」。発達障害・経済的問題・親の非正規雇用・ネグレクトなど多岐にわたる。また、以前にも記載した「表面化しない“ネグレクト”(問題になるほどではないが、教育・子育てに無頓着であったり無関心であったりすること)」も広がっていると感じる。参加者の中には、「無料塾」や「配食サービス」に取り組む方から、教員OB、ボランティア、保育士などさまざまな“子どもたちに関わっている方”が集まっていた。子どもたちを取り巻く貧困問題は幅広く、根が深い。参加者からは、取り組みの様子や行政との関わり、子どもたちの様子などを報告・発言していただいた。「行政に対して、文句や批判だけを言っていても始まらない。批判したり要望したりすることは大切だが、『目の前の子どもたちに今何をしてあげられるか』ということも大切だ。行政サービスの活用も、わたしたちが手を取り合いネットワークを作ることも、募金をすることも、できることはたくさんある。今やらなければ、子どもたちを救えない(助言者の方)」。全くその通りだ。保護者のみなさんも、教育現場も、地域の志ある方たちも、行政も、きっと『子どものしあわせ』を願っているに違いない。その一点で手を結び、ネットワークを広げ、強めなければならないと思った。そして、「できるところから行動する」ことが求められている。