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終戦70 年――。
山田洋次監督が作家・井上ひさしさんに捧げて
長崎を舞台に描く『母と暮せば』、ついに映画化。
「50年以上の間、たくさんの映画を作ってきましたが、終戦70 年という年にこの企画に巡り合ったことに幸運な縁と運命すら感じています。井上ひさしさんが、『父と暮せば』と対になる作品を『母と暮せば』という題で長崎を舞台につくりたいと言われていたことを知り、それならば私が形にしたいと考え、泉下の井上さんと語り合うような思いで脚本を書きました。生涯で一番大事な作品をつくろうという思いでこの映画の製作にのぞみます。」山田洋次
12月12日(土)全国ロードショー
特別鑑賞券 1,100円
(購入希望の方は、下記フォームから申込みいただくか、岐阜教組までお問合せ下さい)
やさしくて、悲しい。山田洋次監督初のファンタジー。
「母さんは諦めが悪いから、なかなか出てこられなかったんだよ」
1948 年8 月9 日。長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3 年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れた。伸子は呆然とした。その日浩二の墓の前で「あの子は一瞬の間に消えてしまったの。もう諦めるわ」と言ったばかりだったのだ。「元気かい?」そう伸子が尋ねると、浩二は腹を抱えて笑い出した。「僕はもう死んでるんだよ。元気なわけないだろう」その日から、浩二は時々伸子の前に現れるようになった。医学生だった浩二には町子という恋人がいた。結婚の約束をしていた浩二を突然失ってしまい、心の行き場もないまま、この3 年ずっと伸子を気にかけてくれる優しい娘だった。「浩二、もし町子に好きな人が現れたら、あの子のことを諦めるしかないのよ。だって、あなたはもうこの世の人じゃないのだから」伸子の言葉に、浩二は口を尖らせる。「町子には僕しかいないんだ」 わかっているけれど、受け入れることができない浩二。伸子はそんな息子が愛おしかった。ふたりの時間は特別なものだった。奇妙だったけれど、楽しかった。その幸せは永遠に続くようにみえたー
母親・伸子役に吉永小百合、息子の浩二役に二宮和也、浩二の恋人・町子役には黒木華という理想的なキャスティングで山田洋次監督が初めてつくる、やさしく泣けるファンタジー作品が誕生します。
岐阜県内の上映劇場
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関シネックス マーゴ
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TOHOシネマズ岐阜
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大垣コロナシネマワールド
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TOHOシネマズモレラ岐阜
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イオンシネマ各務原
松竹120 周年記念映画
吉永小百合 二宮和也 黒木華 浅野忠信 加藤健一 広岡由里子 本田望結 小林稔侍 辻萬長 橋爪功
監督/山田洋次
脚本/山田洋次・平松恵美子
企画/井上麻矢(こまつ座) プロデューサー/榎望
撮影/近森眞史 美術/出川三男 照明/渡邊孝一 編集/石井巌 録音/岸田和美
(C)2015「母と暮せば」製作委員会
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