交渉の積み重ねで労働条件の向上を
7月30日、組合連と県教育委員会との交渉を行いました。各組合の課題意識がとても高く、組合連は21名の参加でした。県教委からは14名の参加でした。
各組合から、次のような大変な状況が報告されました。
▼4月の学年業務が大変な時期に『全国学力状況調査』の自校採点をして県教委に報告しなければならなかった。
▼年金に関する個人情報流出事件に端を発した学校内セキュリティー強化のために、例えば写真1枚1枚にもパスワード設定をしなければならず、担当者の作業は深夜までかかった。
▼7月の成績処理業務と教育課程研修レポート提出業務が重なり、午前1~2時まで仕事をしていた。
▼『育樹祭』の準備等のために10月まで、毎週休日出勤をしなければならない。その振替もまともに取れない。
▼休みの日も部活動に行かなければならず、ほとんど休めない。
交渉を終えて、初めて交渉に参加された方からは、「今まで、こうやって県教委との交渉をすることで、私たちの権利が獲得されてきたのですね。困難であっても、同じことを何度でも言い続けることが大切なのですね」との発言がありました。一人ひとりの要望にこたえ、労働条件を改善していくことはたやすいことではありませんが、交渉の大切さを感じさせてもらえる一言でした。