小雪舞う中、50名の参加で盛り上がる
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12月13日(土)~14日(日)、全教青年部中部・東海・北陸ブロック学習交流会「ウィンターギフト」が岐阜県教育会館で開催されました。
雪が舞う中、遠方からの参加の方が無事に到着するか不安でしたが、愛高教・愛教労・岐阜教組・静岡高教組・全教静岡・富山高教組・長野高教組から約50名の参加でした。託児も設け、3人のお母さん先生も参加してくれました。
今回はオープニングのアイスブレイクに新任2年目の若手教員2人が大奮闘。
教室で使える手遊びやジャンケンゲームなどで場は一気に盛り上がりました。
【1日目】平和rと戦争を考える学習会
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1日目の学習会の講師はフォトジャーナリストの久保田弘信さん。先月イラクから帰国したばかりの最新のスクープをたくさん報告してくれました。
参加者の感想
「報道では知ることができない情報を知ることができた。戦争の多面的な面を知ることができた。子どもたちが戦争による被害を受けていることに心が痛んだ。視野を広げ、国際社会の中で自分のできることを考え、行動したいと思った。生徒にもそのような意識を少しでも育てていければ良いと思う。」
「中東のイメージが変わりました。メディアでは伝えない真の事実を直接知ることができて良かったです。」
「現地のリアルな光景を見ることができ、同じ世界の中であまりにも違いすぎる現状に衝撃でした。ただ、目の前にある簡単に手に入る情報だけを信じるのではなく、教えるという立場の人間として、たくさんの情報を集めて吟味できるように(難しいことですが)努力してゆかねばならないと思いました。」
【2日目】疑似体験を通して発達障害を学ぶ
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2日目の学習会の講師はNPO法人とーたすの西鶴園さん。発達障害を持つ方の気持ちを、疑似体験を通して学ぶことができました。
参加者の感想
「困り感というものを実感できました。生き辛さを感じている子どもたちに対し、私は何と辛い言葉をあびせ続けたのだろうと思います。今後はやりたくてもできないもどかしい気持ちを持っている子に対し、そのことを大前提に考え、「がんばっているね」という言葉をかけていきたいです。」
「西鶴園さんのお話をききながら、どれだけの子を傷つけていたのだろうと自己反省でした。知らずにいることで、子どもが言わないことで、こちらがいいと思ってしまっていることは、とても危険でひどいことだと感じました。今日こうやって知ることができてそういう観点で考えることができるので、良かったなと思います。これからも知ることを大切にしていきたいと改めて感じました。
」
「実際に体験することを通じて、発達障害をもつ子どもたちに対して、どのように支援していけばよいか大変参考になりました。相手の立場に立って考えるということは、私たち自身も小さいころから指導されてきたことだと思いますが、なかなか難しいことだと感じました。今回学んだことをさっそく明日から頭に置いて子どもたちと接し、指導していきたいです。」