現場に混乱と不安を持ち込むな
2013年2月13日、組合連は第三回退職金削減反対県教委交渉を県庁内で行いました。
県内各地から寄せられた一万筆を超える署名を積み上げ、「怒」シール・「怒」短冊を会場の壁に貼り出し、交渉が行われました。
多くの職場から署名と共に「がんばってくれ!」という激励もいただきました。
交渉の中では、退職を間近に控えた組合員から「給料はカット、退職金は削減で仕事はきつくなるばかり。これではやってられない」「38年間、身を削るようにして働いてきた。最後の仕打ちが退職金カットとは!許せない」など、切実な声が相次ぎました。
県教委は「皆さんの声はちゃんと知事部局に届ける」と約束しました。
岐阜県は、国が迫った退職金削減の年度内実施を4月1日施行に押し戻すことができました。三回にわたる交渉での今年度退職者からの「いかにも性急すぎる」という切実な訴えが県を動かしました。
「現場に混乱と不安を持ち込むな」と繰り返し訴え、「移行期間を12か月ごとに」という要求もかないませんでした。また、来年度末退職予定者の「年金支給年齢の引き上げに」伴う生活保障という点では,再雇用を最大限尊重するという回答でした。
第1回目交渉から話題になっている「長時間過密勤務の縮減と労働安全衛生体制の充実」については県教委も認識しています。3回目の交渉まで再三、交渉項目にしてきましたが具体的な回答は得られず、今後の折衝の中で具体的にしていくことを確認しました。